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ローマンカモミール Roman Chamomile
ジャーマン種とは一味違うカモミールです


ローマンカモミール(ダブルフラワーカモミール)
大変申しわけございませんが、現在在庫がございません。次回の入荷は未定です。

【どんなハーブ?】
ローマンカモミールはキク科の多年草で、甘い香りが花や葉などにあります。ハーブティーに使う部位は主に花部です。
学名は Antbemis nobile といいます。

ローマンカモミール カモミールの仲間はいくつかの品種が知られていますが、その中でローマンカモミールはジャーマンカモミールと並びハーブとして利用される代表的な品種です。ローマン種もジャーマン種も同じカモミールですので、基本的な性質はあまり変わりません。しかしジャーマン種が1年草で花だけに香りがあるのに対し、ローマン種は多年草であり花だけでなく葉や茎にも香りがあるなどの違いもあります。また、カモミール特有のリンゴのような香りも、ソフトなかんじのジャーマン種に較べ、ローマン種の方が含有成分が濃厚である分力強い印象になります。その為ハーブティーにした時の味も明確に違います。ジャーマン種は爽やかな香りがありますが味は比較的薄めです。ローマン種は香りだけでなく味もかなり濃いのが特徴です。一般にはハーブティーとして使われるのは味にクセの少ないジャーマン種が多く、ローマンカモミールはエッセンシャルオイルや浴剤、ポプリなどの用途で主に使われてきました。
しかし過日NHKのテレビ番組で身体の老化を促進させる“糖化現象”を抑制する効果が
ローマンカモミールに期待できる事が放送され、脚光を浴びています。ポリフェノールの一種『カマメロサイド』という成分が糖化予防に関係しているとの事ですが、ローマンカモミールにはこれが豊富に含まれています。

このローマンカモミールの中にも種類があり、花の見た目がほとんどジャーマン種と変わらないタイプのものと、八重咲きのダブルフラワーカモミールという種類(写真)が代表的です。当店で現在扱っているローマンカモミールは後者のダブルフラワーの方で、NHKテレビの番組内で紹介されていたカモミールとも同じものです。

【ローマンカモミールの利用法】
ハーブティーとして利用できるのはジャーマン種と同じです。ただお茶とする場合あまり濃すぎると味が苦くなり飲みにくいので、次の飲み方を参照して下さい。
飲み方(1杯分)
ティーポットにティースプーン軽く1杯のドライハーブを入れ、熱湯を注いで3分ほど蒸らす。ローマン種のカモミールはジャーマン種より苦味が強いので、お好みでハチミツや砂糖、ステビア等で甘みをつけると良いでしょう。また、ミルクティーにすると味がマイルドになるので、ローマン種では特におすすめの飲み方です。またローマン・カモミールはドライ加工しても花の形がそのまま残っていて見た目が美しいので、ジャーマンカモミールティーや他のハーブティーに一輪浮かべて楽しむと気のきいた演出として楽しめます。

化粧水などの原料にも利用できますが、簡単に利用する場合はジャーマン種と同様浴剤にするとよいでしょう。
他のハーブと同様に布袋に入れてお風呂で揉み出すようにしても良いですが、ダブルフラワーのローマンカモミールは花もまとまっていて見た目も美しいので、そのままお風呂に散らすように浮かべればより贅沢な感じを楽しめます。(後かたづけがちょっと大変ですが)
ポプリにして香りを楽しむのもおすすめです。八重咲きのローマン種は見た目も美しく、ポプリには格好のアイテムといえます。


カモミールは別名植物のお医者さんとも言われています。ちょっと毛色の変わった使い方ですが、カモミールを他の植物の病気の為に使う事も昔から行われてきました。カモミールのお茶を植物の苗にかけると、立枯れ病などの予防効果がある上堆肥の発酵を促し土壌の改良に役立つ事が知られています。この場合もローマン種の方が効果が良さそうな気がします。園芸が趣味の方は一度試してみると良いかもしれません。飲み残しや煎じカスを取っておいて使えば、有効利用できます

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商品は以下の通りです。
ローマン・カモミール 100g包装
   ¥2,800(商品番号h03)
ローマン・カモミール 500g包装  ¥12,800(商品番号h04)

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ふくろう堂薬局 
kanpou@hukuroudou.jp
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